夏冬の寒暖の差の影響を受けない安心設計

プルストップ本体とワイヤロープの取り付け構成は上図のとおりです。
本体から両サイドに引っ張るワイヤロープは一本のレバーに集約しています。レバーが本体の中立位置にくるようにワイヤロープが取り付けられる構造です。
夏冬の寒暖の差によるワイヤロープの伸び縮みは両サイドのワイヤロープに現れますが、お互いに相殺するため寒暖の差で誤動作することはありません。
ロープ切れを検出

一般的な非常停止スイッチは長年の経年劣化でワイヤロープが切れてもわかりません。実際に稼働させる時になって働かなかったとなっては大惨事になる可能性もあります。そのためプルストップは機構的にロープが切れても反応するよう設計されています。
非常停止用押しボタンを搭載
プルストップ本体近くではワイヤロープが引っ張りにくいため、本体には押し釦も装備しています。
スイッチの溶着を想定した強制乖離機構搭載
一般的なスイッチの場合

一般的なリミットスイッチではレバーが働いても溶着で接点が剝れず誤動作してしまう可能性があります。
プルストップに採用しているスイッチ

プルストップに採用しているスイッチは機械的なリンク機構により溶着しても強制的に接点を剥がすことができ誤動作しにくい構造になっています。
ワイヤロープに引っかかっても誤操作しにくいストローク

プルストップのレバーの検出ストロークは片側約40mmです。ワイヤロープを約300mm引っ張らないと検出しません。
例えば、コンベヤ周辺の作業時に、腰に巻いた作業工具がワイヤロープに引っ掛かって誤って引っ張ってしまっても誤検出しにくいということです。

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