
超軽量な物質の検出だけでなく、静電容量式レベルスイッチでは難しい低比誘電率の物質やパドル式レベルスイッチが苦手な噛み込みやすい物質の検出にも最適です。
1. 4つの特長
生まれ変わった振動式レベルスイッチの4つの特長をご紹介します。
❚ 超高感度
プローブの先端が0.02g/㎤もの超軽量な物質の存在を察知します。
パドル式レベルスイッチでは検出できなかった超軽量なものが検出できるようになります。
従来品に比べ高感度になったことで感度調整幅も広がりました。

❚ 電気的特性の影響を受けません
測定物の電気的性質に影響されません。
例えば比誘電率が低い測定物の場合、静電容量式では調整幅に余裕がなく粉塵で誤動作することも…。振動式ではその心配がありません。

❚ 標準で高温対応
許容温度が標準で80℃からmax.150℃へとアップしてご利用できる用途が広がります。

❚ 噛み込み・挟まりによる誤動作がありません
パドル式スイッチのような可動部がないため粉体の噛み込みがなく、フォークタイプ振動式レベルスイッチのように隙間がないため挟まりによる誤動作の心配がありません。
パドル式レベルスイッチ

測定物が回転軸に噛み込んで誤動作
フォークタイプ振動式レベルスイッチ

測定物がフォーク間に挟まって誤動作
振動式レベルスイッチ

可動部が無く噛み込み・挟まりがありません。
2. 動作原理

内プローブを振動させ、外プローブを共振させています。外プローブが測定物に触れると共振が減衰・停止します。その共振の強さの変化を圧電素子で検出しています。
【Point1】
超軽量な物質を検出するためには如何に微振動を安定させることができるかがカギです。振動するプローブの構造や質量の緻密な計算と多くの試作を経て0.02g/㎤の超低密度検出を実現しました。【特許出願中】
【Point2】
従来品は圧電素子を振動子に固定するため接着剤で固定していましたが、熱に弱く(max.80℃)、環境が悪いと経年劣化で圧電素子が外れてしまうこともありました。この製品では圧電素子を機械的に固定する技術を新たに開発しました。それによって許容温度が向上(max.150℃)し、素子が外れない構造を実現しています。【特許出願中】
超高感度、かさ密度 0.02g/㎤ の検出を実現!
3. 用途によっては他のレベルスイッチを選定しましょう
下記の様な特徴のある物質には適しません。
4. 活用事例
① 発砲ビーズ かさ密度:約0.02g/cm3

② グラスウール かさ密度:約0.06g/cm3

③ シリカ かさ密度:約0.1g/cm3

④ カーボンブラック かさ密度:約0.2g/cm3

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